2017年10月28日土曜日

スモールボアライフルの射撃教習に行ってきました。

スモールボアライフルの射撃教習に行ってきました。

場所は、千葉総合スポーツセンター射撃場です。
千葉総合スポーツセンター射撃場

千葉総合スポーツセンター射撃場


射撃教習が東京近郊では一番安い(と思う)10000円です。オススメです。
千葉総合スポーツセンター射撃場、射撃教習のビラ
千葉総合スポーツセンター射撃場に貼られたいた射撃教習のピラ
ここでの射撃教習は、電話をして希望日を複数伝え、射場が教官資格を持つ人(別に仕事を持つ普通の社会人です、射場に常駐しているわけではありません)と日程調整してくれて、教習が行われます。月に2回とか決まっているわけではないので、都合さえ合えば結構早くやってくれます。素晴らしいです。

この日は、教習は私一人でした。私一人のためにわざわざ教官さんがやって来てくれるというありがたいことです。

持ち物とか

・実包50発 22口径ロングライフル
・教習資格認定証(原本)・・・これが無いと教習が受けられない。コピーも取ってました。原本は返してくれます。
・火薬類譲受け許可証・・・見なかった
・(空気銃の)銃砲所持許可証・・・見せなかったけれど、申込書に許可番号の記入が必要。
・日本ライフル射撃協会の会員証・・・見せなかったけれど、申込書に会員番号の記入が必要。
・教習料金 10000円
・射撃準備
・筆記用具・・・聞いたことなどをメモ書ましょう
・印鑑・・・結局使わなかったけど・・・
・射手手帳・・・あっ、印もらうの忘れた。せっかくの記念なのに。


スモールボアライフル銃の弾
スモールボアライフル銃の弾
スモールボアライフル銃の弾 教習のためなので一番安いもの 50発で1296円

交通

自家用車で行きました。公共交通機関だけではたどり着けないので、車のない人は上のビラにあるように近くの駅まで迎えに来てもらうことが必要かもしれません。

午前9時から教習を始めますということなので、午前8時半到着を目指して、出発。
土曜日の朝7時半というのに、都心環状線はすでに渋滞。
首都高速湾岸線を走ったので、東京ディズニーリゾート出口渋滞。
あと、京葉道路、宮野木ジャンクションから貝塚インターの間も渋滞。
大体自宅からは1時間10分ほどかかった 。

都心環状線の渋滞を考えると、首都高速湾岸線を走るんだったら、都心環状線を経由するよりも、大井から乗った方が良いかもだ。


射撃教習の内容

銃の点検について

  • 銃身を後ろから覗く
  • 外観チェック、機関部周りのネジ止めなど
  • サイトのネジ止め
  • ボルト装着、そのまま開け閉めを2~3回
  • さらに模擬弾を入れて、安全レバーを作動させた状態で、引金が落ちないことを確認。
  • 安全レバーを解除し、トリガーに指をかけて、遊びがあることを確認。
  • そのままトリガーを引いて、 ボルトは作動しているか確認
  • セーフティフラッグを入れる

ちゃんとメモを取って、射座でもこのメモを見ながら点検を実施。
ちゃんとした姿勢と態度をとるのは、わざわざ、射撃教習のために来てくれている教官さんへの敬意です。
ちゃんとしていれば、教官さんも安心して「合格」判定できますしね。

不発時の処理

  • 完全な不発ではなく、遅発かもしれないので、そのままの姿勢(銃口を的に向けたまま、片付けもそのまましたまま)で10秒間待つ。
  • 弾をチェックしてみて、リムの部分のへこみが浅いようだったら、弾を回転させて激発位置を変える方法でやってみる。激発するのは後ろから見て12時の方向
  • 不発になった玉は、薬莢ゴミなどに捨てず、買った銃砲店に持って行って処理してもらうこと。

停弾の場合

・ボルトを抜いてロッドを押し出す。

銃の清掃

  • ボルトを外し、ボルトの爪の部分の火薬のクズなどを古い歯ブラシなどで、綺麗にする。
  • 薬室の前側の溝の部分も、古い歯ブラシなどで、綺麗にする。
  • ロッドガイド挿入
  • ロッド先端にフェルトを浅くつけて、湿るくらいバリストールをたっぷりつけて、ロッドガイドの後ろから銃口に突き抜けるまで入れる。 銃口の先からフェルトが出たら、そこでフェルトを外す。これを2回くらい。
  • しばらくすると、汚れが浮いてくるらしいので、その間に薬莢などを掃除。
  • ロッド先端にフェルトを深くつけて、バリストールを半分くらいつけて、後ろから銃口、戻してを2~3往復させる。小刻みに動かさないで一気に前後ろに移動させること。

実射

実射では、実際に50発撃ちます。 

30発は練習、慣れることとサイト調整などを行います。
2枚の試射的にそれぞれ15発撃ち込みました。
残り20発で採点をします。 
200点満点でプローンの場合は100点で合格。 

楽勝だと思いました。

ところが教習で使用する銃。
木製ストックはまあよいのですが、チークピースの高さを調整できない。
要するに、狙う時に頬が宙に浮いた状態で狙いこまなければなりません。
超やりにくいのです。

とは言え試射開始

まあなんとか狙いをつけて、撃つ。
感覚的には「ドン」じゃなくて「パン」かな。「パシュ」ではなかったな。
まあ反動も大したことはないです。
ハワイとかに行けば、22口径ライフルなんて、 t シャツのままでもちろん立射で撃てちゃいますもんね。プローンで寝転んでいるので、的が50メートル離れていても射撃教習の合格点なんてらくらくでした。

1枚目、丸で囲った3発はサイト調整前。
それなりに方向がわかったので、サイトを調整。

スモールボアライフル、射撃教習の試射的


以後それなりに撃ちました。
まあ、8点以上にはあたりますわね。

2枚目の、後半15発はこんな感じ。
スモールボアライフル、射撃教習の試射的


不発の場合の対処の実技

試射の30発の間に一度、「不発の場合の対処」がありました。
教官が、ボルトをわざと半分掛かってない状態にして、発射しないで、このままで射撃動作を行ってその後の「不発の場合の対処」がちゃんとできるかを見るということ。

トリガーを落とし(当然発射されない)、(言う必要はないが)「不発です」と言って、そのまま銃口を的に向けたまま、肩付けもたまったまま、ゆっくり12秒数えます。

そして、「弾確認」と言いながら、薬莢と弾が飛び出してしまわないように、薬室を手で覆いながらボルトを弾いて、弾を出して、セーフティフラッグを入れて弾を確認。

射撃教習のときは上記のとおりやれば完璧でしょう。

ちなみに、競技中は、ボルトをそのまま開かずに手を上げて射場長に申告する必要があるそうです。(推薦銃講習会で聞いた話)
そのままの状態で射場長などが確認して、不発と確認されれば、救済措置が取られるそうです。でも、ボルトを弾いて、薬莢が排出されてしまった後に申告しても救済措置はないのだとか。


さてさて本射です

本射的は4枚。 1枚の的に5発撃ち込みです。
上下左右に2列ずつ、4枚の的をセッティングします。

普段は、リアサイトにレンズホルダーをつけて、視力矯正用のレンズをつけているのですが、今回は物理的にそれはつけられません。(頑張れば付けることができるかもしれないけれど、以下の教官との会話のように、本気で狙う度がまるでないので、面倒なことはしてません。)
普通のメガネでは、見る角度が違うので、メガネのレンズがサイトと目の間に入ってくれないので無意味です。

一応、ワンデー使い捨てコンタクト持って行ったのですが、「コンタクト使っていいですかねぇ」と聞いたら「教習の射撃なんだから、黒丸ない見ればいいんだから、使わなくてもいいんじゃないですか」と言われたので、「まあそうかな」とあまり点数にこだわる気もなかったので、そのまま裸眼で撃っちゃった。

視力あるのですよ、乱視だけ矯正すれば視力1.2なのです。
デモ乱視があるので、 50メートル先に約11cm の直径の黒点が四つ並んでいる状態で、サイトを通して狙いをつけ始めると、これがまた見にくくて仕方がない。
試射の時のように、後は2つだけだったらあまり気にならなかったけれども、4つにするととたんに見にくい。

プローンだと、本来ならスリングもガチガチに張って、姿勢とかもしっかり決めて、10点を撃つために狙いこんでいるのですが、そもそもチークピースに頬を置けない銃です。まともに点数を狙うものでもありません。目的は教習に合格さえすればいいのです。5点平均で射てばいいのです。準備と調整にそんなに時間を掛けるのも、教習に付き合ってくれている教官に悪いし、目的達成のみを考えて、準備等は妥協と手抜き。

でも「まあいいや」と、トリガーを落とす。「パン!」。
監的スコープを覗く「ゲッ、6点」 ・・・これが最悪の点でした。


その後の19発は、最初の一発よりは少し真面目に撃ちました。
点数は10点とか9点とか8点とか、たまに7点も(汗)
合計166点(200点満点)

まあ8点平均か。この銃にしたら良いかもだけど、プローンにしてはひどいな。

まあとにもかくにも合格しました。当たり前ですけど。



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