2回目の実弾射撃練習
まあ、実弾と言ってもエアーライフルなのですが(汗)
午後、3時間で、きっちり100発撃ってきました。
まだ、射撃用ジャケットが届いていないので、ポロシャツで立射というスタイル。
今日の練習目標
まだ2回目の初心者中の初心者であるので、今日の練習目標は- とにかく銃の扱いに慣れること
- 疲れないで撃てること
- でも、変な癖は付けないこと
が重点目標
今日はまず、銃のチークピース(照準時に頬を載せる部分)調整
それから、小目標
- 両目を開けて自然に標準できる事
- リアサイトの真ん中から自然に標準できる事
- トリガーの遊び部分を掛けて、必要なときに安定して引き金を引けること
両目を開けて自然に標準できる事
今回から、標準時には不要な左目の視界を遮るサイトスクリーンを使用これがあると、両目を開けていても右目だけで照準器を覗けます。
テレビや映画などでは、片目をつぶって狙いをつけているシーンがありますが、片目をつぶるのは不自然な動作なので長くすると疲れてしまうそうです。
なので、両目を開いて片目だけを使って狙うのらしい。
とにかく、左目を閉じないで、右目だけでみる・・・
意識したのは最初の20発位
あとは、自然に開いて見えるようになってました。
これはクリア
リアサイトの真ん中から自然に標準できる事
銃の先端、銃口の上あたりに付いているのがフロントサイト、後ろ側から覗き込むところがリアサイト競技用の中では、どちらも円・・・輪っかです。
それに、的の中心部分が黒丸
なので、一番大きく見えるリアサイト、次にフロントサイトの輪っかの中に的の黒点
この3つの円とか輪っかとかが同心円上に綺麗に並んだ時に引き金を引けば真ん中に当るというもの。
こんな感じで狙えば当たります |
このためには、リアサイトの中心から安定して覗けるようにならなければダメ
リアサイトといっても、簡単に言ってしまえば黒のスクリーンに小さな穴があいただけのもの。
(もちろんのその穴の位置を上下左右に精密に移動させることができますけど)
で、リアサイトから目までの距離によってリアサイトの見える大きさも違うし、ハッキリ見えたり見えなかったり・・・
そもそも目の位置がノアサイトの中心からずれてたり・・・
ハッキリいって、どう覗くのか、さっぱりわからん(汗)
よくこんな、いい加減な狙い方でビームライフルは平均9点出してたな(汗)(汗)
チークピースの調整すらせずにやってましたからね、ビームライフルは
で、エアーライフルは、レンタルのビームライフルとは違って、「自分の銃」ですから
調整もすべて自分好みにしちゃっていいわけです。
しないといけないわけです。
で、指導者などいないので、こんなときにはYoutube先生のお出まし
冬季オリンピックのスノーボードの選手もインタビューで言ってたじゃないですか。
「外国選手のをYoutubeで見て練習しました」と
私も、それに倣えですよ。
issfchannel
には参考になるのが沢山あります。
10m Women's Air Rifle final - Granada 2013 ISSF World Cup in All Events
なんか、がん見です・・・
シーンを覚えるほど見てます。
装弾から構えて、照準、撃発、その後に銃をスタンドに置くまで、ジロジロ
ついでに、自分がその動作をする1人称イメージもしっかり・・・
なぜ「Women's」を見るかって・・・
理由は2つ
- 身長158cmのわたしには、大柄な男子選手が銃を構えるスタイルより、小柄な女子選手が銃を構えるスタイルのほうが参考になるから。
- 男子をジロジロ見続けるのはモチベーションが続かない(笑)
Youtubeで、リアサイトからどれくらいの位置に目を置いて狙うのか、目星をつけて、今日はその辺りでいろいろ試してみました。
もちろん、チークピースの位置も調整しながら。
だいたい30発目くらいだったか
「ほぉぉぉ~っ、きっきり真ん中から見えるぜ」
という感覚に達成
こういうのって、いきなりできるものですね。
器械体操の技の練習でも、失敗を繰り返し繰り返し繰り返し・・・たまたま1度成功すれば、案外次も成功するもの・・・
まあ、人間の脳というのは、「やった、よかった、成功した」という感覚があれば、「その直前」のことを強く記憶できるそうで、「1度できれば次もできる」というのは理に適ってますね。
ということで「リアサイトの真ん中から自然に標準できる事」という課題もクリア
トリガーの遊び部分を掛けて、必要なときに安定して引き金を引けること
最後のこの課題トリガーが重いと、引くときに狙いが外れてしまいます。
競技用の銃の引き金を引く重さはむちゃむちゃ軽いのです。
遊びだけ引いたつもりが、全部引いちゃったよという、トリガーチョンボは今日も何度もありました。
もちろん、的に銃口を向けてから、トリガーに指をかけるので、的紙を外すことはありませんでしたが、1点圏を外したのも何発か・・・
- 構える
- 狙う
- おおよそ照準が定まったところで、トリガーにそっと指をかける
- 最後に中心を狙い切る
- 銃のブレが一番小さくなる時のブレの中心が的の中央にくる
- その時に、すっとトリガーを落とす
この一連の動作がスムーズに、安定してできるようにならないといけない。
なんとなく、引き金の「遊び」の部分はわかりましたが、まだまだ安定してないし「これっ」っていう感覚のものもない。
これは、まだしばらく練習が必要だな。
今日の練習の集大成
100発撃った、最後の10発はこんな感じ今日の100発の得点分布は
射撃用ジャケット無しなので、立射では・・・初心者だし(言い訳モード)
サイトから見る限り、1点圏の範囲くらいの広さで銃はぶれ続けています。(後ろの能書きも読んでね)
できるだけ真ん中にいる瞬間にトリガーを落としたつもりですが、これくらいはバラけます。
トリガーを落とした瞬間に、どっちにズレたかは、判るようになった。
まあ、ジャケットができるまでは、銃の基本操作に慣れて、安定させるのが練習の目的です。
筋肉を使わないので体は全然疲れてませんが、目だけが疲れましたね。
練習中は、本当に撃つことしか考えてなく、「集中しよう」とすら思わなかった。
「集中しよう」と思うことじたい「集中していない」のだからね。
今日気をつけたこと、今後も意識すること
- 体が的に向く方向になりがちなので、時々、意識的に的の真横に向けること。
- 照準するときに、銃を若干、体の方に傾けるくらいを意識する。(でないと、銃が逆に傾斜してしまう)
能書き
的の1点圏の直径が46mm(ものさし計測)半径は23mmです。
これが10m先にあるので、角度にすれば0.132度のブレが1点圏の範囲のズレです。
度で言っても解りにくいので、
80cmの前後の照準器(サイト)の距離にして、フロントサイトが揺れている範囲が1.84mm
まあ、これだけ揺れれば、傍から見ていて銃口が揺れているのがわかりますけど。
ちなみに、10点の直径は0.5mm。弾の直径分はズレても10点なので、10点を出すのにズレていいのは10m先で5mmです。
先端がぶれていいのは0.029度。銃口の位置にして0.4ミリ程度のズレしか許容されません。
Youtubeなどでワールドカップなどを見ると、全然銃口が動いてないですものねぇ、すごいなぁ
10点撃って当然の世界ですからね
こんな、ミリミリした数字を考えると、とっても楽しいねぇ
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