2014年1月26日日曜日

そう思っていれば、見えちゃうのです

「脳はすすんでだまされたがる」という本を読んでいたら
こんなことが書いてありました。
弟が前日にクマを仕留め、今日は是非ともクマを仕留めたいと切望していた。
草むらで動くものを、「確かに熊だ」と熊を見て、それを撃った。
「それ」は熊ではなく人間だった。
人間は、目に見えたものをそのまま見えているのではないそうです。
目に映ったものから、記憶などと照合して脳に認識されて初めてわかるものなのだそうです。

ときどきテレビなどで茂木健一郎先生が紹介されている「アハピクチャー」などで体験できますね。
見ている前で写真の一部が徐々に変わっているのですが、多くの人がそれにすぐ気づくことができない。

人間は、過去の記憶や思い込みから、「見えたものを判断して認識」するので、思い込みが強ければ、たとえ人間が見えていても熊だと認識してしまうのだという。
これをプライミングというそうです。


事例がちょうど、漁師の誤射だったので、こちらに書きました。
誤射をすべてなくすというのは難しいのかもしれませんが、
人間の視覚というのは、こういう現象もあるんだということを心の隅に入れておくと良いかもしれません。



別の例を挙げれば、「幽霊を見た」なんていうもののほとんどはこのプライミングだと思います。
「幽霊が居る」と恐怖で思えば思うほど、何かの形が自分の中で勝手に意味付けされて、そのように認識してしまう。

まったく同じものを見ていても、隣の人には全然そうは認識できない。
そりゃそうだ、隣の人とは持っている記憶も意識も違うのだから。


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